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ほとんどのデバイスでは、GeoMobileDemo は Enlighten のベイクされたライティングと動的ライティングを有効に組み合わせる方法を実演する、夜間のライト構成をデフォルトで含んでいます。

ただし、Apple の iPad 3/iPhone 5 および ARM の Mali T-604 GPU を使用するデバイスでは、ベイクされた夜間のライティングは含まれません。その代わり、これらの GPU 能力の強化によって、動的キューブ マップからの間接スペキュラー ディレクショナル イラディアンスがレンダリングされます。

App.config

テクスチャ単位の数が制限されているため、動的キューブ マップのベイクされたライティングと間接スペキュラー イラディアンスは同時にレンダリングできません。デフォルトで、GeoMobileDemo はハードウェアの能力を検出し、適切な機能を選択します。ただし、構成ファイルをデバイスにコピーして使用すると、この決定をオーバーライドすることが可能です。iOS では、iExplorer などのツールを使用して、App.config を Palace アプリの Documents フォルダーに配置する必要があります。Android では、Android Debug Bridge (ADB) を使用して、以下の場所に App.config ファイルをプッシュする必要があります。これには GeoMobileDemo が適切にインストールされていることが前提です。

/mnt/sdcard/Android/data/com.geomerics.enlighten.GeoMobileDemo/files/App.config

実際に、App.config はアプリを構成するさまざまな方法に使用できます。有効な構成パラメーターと値について以下の表で説明します。

パラメーター

デフォルト

説明

iOS

Android

NativeResolutionScaleFactor

[0.0...]

0.5 - iPad 3/iPhone 5/Mali T-604
1.0 - その他

デバイスのネイティブ ディスプレイ解像度を既定の値にスケールします。デバイスのディスプレイが非常に高解像度の場合、この値を 1.0 未満の値にするとパフォーマンスを改善できます。

BakedNightLighting

true/false

false - iPad 3/iPhone 5/Mali T-604true - その他

ベイクされた夜間のライティングと動的な夜間のライティングの組み合わせを含む、広範囲の時刻アニメーションを有効/無効にします。

SpecularDirectionalIrradiance=true のときは使用できません。

SpecularDirectionalIrradiance

true/false

true - iPad 3/iPhone 5/Mali T-604false - その他

動的キューブ マップからの間接スペキュラー ディレクショナル イラディアンスを有効/無効にします。

BakedNightLighting=true のときは使用できません。

NumShadowMapCascades

0 - 3
0 - 2 (BakedNightLighting=true または
SpecularDirectionalIrradiance=true のとき)

0

シャドウ マップ カスケードの数です。

 GLSL の種類の数には制限があるため、BakedNightLighting=true または SpecularDirectionalIrradiance=true のときに最大 2 つのカスケードを使用できます。

ShadowMapTextureSize

0 - サポートされる最大のテクスチャ サイズ

2048

シャドウ マップ テクスチャの幅と高さです。シャドウ マップ テクスチャは、シャドウ マップ カスケードの数に応じて分割され、それぞれ四角になります。たとえば、テクスチャ ShadowMapTextureSize x ShadowMapTextureSize / 2 に 2 つのシャドウ マップがパッキングされています。

同様に、3 つのシャドウ マップでそれぞれシャドウ マップ テクスチャ ShadowMapTextureSize x ShadowMapTextureSize のクアドラントを使用します。

ForceAlwaysUpdateShadows

true/false

false

デフォルトでは、シャドウ マップはライトまたはカメラの変化が十分な場合にのみ生成され、一貫しないフレーム レートが生じる恐れがあります。

このパラメーターを true に設定すると、シャドウ マップをフレームごとに強制的に更新します。

ShowShadowMapCascades

true/false

false

これを true に設定すると、シャドウ マップ カスケードにそれぞれ属するフラグメントに薄い色を付け、シャドウ マップ カスケードを視覚化します。

1 つ目、2 つ目、3 つ目のカスケードのフラグメントはそれぞれ赤、緑、青に色付けされ、カメラに最も近いカスケードから始まります。

ShowShadowMapTexture

true/false

false

これを true に設定すると、現在使用されているシャドウ マップを画面の左上角の画面に対応した画面に沿ったクアッドにレンダリングします。

ShadowMapToolbar

true/false

false

true に設定されている場合、Enlighten のメニューを開いたときに、さまざまなシャドウ マップのデバッグ/視覚化オプションを含むツールバーが表示されます。

ConstrainCameraMovement

true/false

false

これを true に設定すると、カメラに制限を加え、アーチの外に出ないようにします。

LogFPS

true/false

false

true に設定すると、現在の秒ごとのフレーム数を記録します。

LogEnlightenUpdateTime

true/false

false

true に設定すると、Enlighten ランタイム更新の実行にかかった時間をミリ秒単位で記録します。

AnimateCameraOnStart

true/false

false

アプリ開始時にカメラ アニメーションを自動的に開始するかどうかを指定します。

AnimateLightOnStart

true/false

false

アプリ開始時に時刻アニメーションを自動的に開始するかどうかを指定します。

ForceUseETCNormalMaps

true/false

false

true に設定すると、すべてのサーフェスで ETC1 圧縮法線マップの使用を強制します (見た目は低下します)

ShowSplashScreenOnStart

true/false

true

アプリケーション開始時に、アニメーションの Enlighten スプラッシュ画面を表示するかどうかです。

MaxFPS

[0 - 60]

30

アプリがレンダリングを試みる最大秒間フレーム数を指定します。iOS デバイスでは 30 に固定されています。

以下の App.config の例は、すべてのパラメーターでデフォルト値を指定しています。ただし、iPad 3/iPhone 5 および Mali T-604 デバイスでは、ベイクされた夜間ライティングがスペキュラー ディレクショナル イラディアンスでオーバーライドされることに注意してください。

NativeResolutionScaleFactor=1.0
BakedNightLighting=true
SpecularDirectionalIrradiance=false
NumShadowMapCascades=0
ShadowMapTextureSize=2048
ForceAlwaysUpdateShadows=false
ShowShadowMapCascades=false
ShowShadowMapTexture=false
ShadowMapToolbar=false
ConstrainCameraMovement=true
LogFPS=false
LogEnlightenUpdateTime=false
AnimateCameraOnStart=false
AnimateLightOnStart=false
ForceUseETCNormalMaps=false
ShowSplashScreenOnStart=true
MaxFPS=30
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