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9.2.6. GeoRadiosity の起動


GeoRadiosity を起動するには、GeoRadiosity.exe を実行します。GeoRadiosity が開くと、Scene タブLoad Scene... ボタンをクリックしてシーンをロードできます。他の方法として、以下のコマンド ライン引数を使用するとシーンを自動的にロードできます。

GeoRadiosity コマンド ライン引数

引数

構文

説明

-scene

GeoRadiosity.exe -scene:<filename>.scene

GeoRadiosity が起動されたときに指定されたシーンをロードします。

-script

GeoRadiosity.exe -script:<filename>.lua

GeoRadiosity が起動されたときに指定された Lua スクリプトをロードします。

GeoRadiosity 固有のデータ

GeoRadiosity にシーンをロードした後、GeoRadiosity 固有のデバッグ ファイルを生成するために、独自のパイプラインですでにシーンをプリコンピュートしている場合でも、Precompute タブからプリコンピュートを実行する必要があります。GeoRadiosity プリコンピュートは、これらのファイルを作成するために必要なステップのみを実施するため、このプリコンピュートはほぼ即時に完了します。

2 回目のプリコンピュートをせず、すぐに GeoRadiosity でシーンを表示できるように、自分でこれらのファイルを生成したい場合、High Level Build System を呼び出す際に以下のパラメーターを追加します。

/p:IncludeSampleFrameworkSteps=true

High Level Build System は、必要な GeoRadiosity 固有ファイルを作成します。

GeoRadiosity は、このパラメーターを GeoPrecompute のコマンドラインに追加します。

コマンド ライン ツールのトリガー

GeoRadiosity は、コマンド ライン ツール GeoConvert.exeGeoPrecomp2.exe を使用してアセット変換と Enlighten プリコンピュートを実行します。アセット変換ステップとプリコンピュートのどちらもローカライズされた変更のためのインクリメンタル ビルドをサポートし、動作中にグラフィカル進捗モニターを表示します。

シーンが GeoRadiosity にロードされるたびに、アセット変換スクリプトが呼び出されます。これは、最後にプリコンピュートが実行されてからテクスチャに変更があったかどうかを判断します。あった場合、GeoConvert を使用して再度処理します。Precompute ボタンが押されると、GeoRadiosity は GeoPrecomp を生成してシーンをプリコンピュートします。

パワー ユーザーの場合、GeoRadiosity は単純な Lua インターフェイスから自動化できます。詳細については、Lua バインディングのリファレンスをご覧ください。GeoRadiosity で Tab キーを押すと Lua ドロップダウン コンソールにアクセスできます。また、Esc を押すと終了します (カーソルはコマンド ラインに置いておきます)。