This is the documentation for Enlighten.

9.2.7.2. Precompute タブ

Precompute タブでは、完全、一部、またはシステム プリコンピュートを実行できます。タブは、シーンをロードすると表示されます。

Full precompute

現在ロードされているシーンに完全なライティング プリコンピュート プロセスを実行します。

Partial precompute

視覚化モードのみを対象とするプリコンピュートです。Enlighten は、現在ロードされているシーンのクラスタリングまでの部分プリコンピュートを実施します。これにより、入力密度、アトラス パッキング、メッシュ投影を表示できます。ライティングは使用できません。

System precompute

ジオメトリ パッキング、システム生成、システム パッキングを含め、現在ロードされているシーンの部分プリコンピュートを実施します。ライティングは使用できません。

Forced precompute

既存データを無視して、最初からプリコンピュートを実施します。

Distributed precompute

プリコンピュート タスクを IncrediBuild に渡してリモート実行します。プリコンピュートの結果はローカル ビルドと同一です。

システムの PATH に IncrediBuild 3.50 以降のインストールが必要がです。また、 64 ビット版のツールを分散するには 4.60 以降が必要です。

Low memory precompute

高メモリ使用のプリコンピュート タスクをシリアル化します。非常に大きなシーンでは、同時に複数のタスクを実行するとメモリを使いすぎる恐れがあります。

Include console targets

コンソール ターゲット向けのシーンをプリコンピュートします。必要でなければ、無効にしてプリコンピュートを高速にします。

Include mobile targets

モバイル ターゲット向けのシーンをプリコンピュートします。必要でなければ、無効にしてプリコンピュートを高速にします。

Open precompute log file

以前のプリコンピュートのログ ファイルを開きます。この GeoRadiosity の実行中にプリコンピュートを起動した後にのみ使用できます。

プリコンピュートを起動した後、もし Distributed precompute が選択されていれば IncrediBuild ウィンドウが表示されます。Distributed precompute が選択されていない場合、GeoPrecompMonitor が表示されます。

GeoPrecompMonitor は、プリコンピュート プロセスの進捗情報を視覚的に提供します。

Vis タブは、Enlighten のシステムでグループ分けされた、カラーコーディングされたプリコンピュートの進捗バーを表示します。

  • 緑は成功を示します。
  • 黄色は警告を示します。
  • 赤はエラーを示します。

マウス ホイールで *Vis* タブにズーム インまたはズーム アウトできます。

Log タブは、プリコンピュートのログ情報を表示します。この情報は、scene フォルダーにある、日付とタイムスタンプのあるログファイルに書き込まれます。以下に例を示します。

..\Samples\Assets\Arches\Precomp_Arches_101029_112150.log