This is the documentation for Enlighten.
7.11.1.11. ファイナル ギャザー
デフォルトでは、最初の間接バウンスを計算するためにベイクでファイナル ギャザーが使用されます。 これにより、その後のバウンスで使用するために、アップスケーリングされた Enlighten イラディアンスよりも高い出力品質が得られます。 ファイナル ギャザー プロセスは、高解像度のベイクされた出力テクスチャの各ピクセルから光線を投射し、高解像度のレイ トレーシングされた直接光と低解像度のイラディアンス テクスチャを使用して、光線が達した場所のカラー値を調べます。これらのカラー値が組み合わされ、そのポイントでのライティングを生成します。利用可能なファイナル ギャザーの制御パラメーターは以下のとおりです。
- EnableFinalGather: ファイナル ギャザーを有効にします。無効な場合、ベイクではアップサンプリングされた Enlighten イラディアンスを直接使用します。
- FinalGatherQuality: ファイナル ギャザーの際に各出力ピクセルで投射する光線の数です。
- FinalGatherNumSamples: ファイナル ギャザーの際に各出力ピクセルで光線を投射するサンプルの数です。
- FinalGatherTransparency: ファイナル ギャザーの際に透過の評価を有効にします。結果は、リアルタイム出力と異なる可能性があります。
- FinalGatherPostFiltering: ファイナル ギャザー後のノイズ除去フィルターを有効にし、より滑らかな出力を得られます。これにより、FinalGatherQuality の値を大幅に低くできますが、一部のシーンではくっきりとしたライティングが不必要に滑らかにされてしまう可能性があります。
この機能はデフォルトで有効になっています。
IBakeInputProperties
で SetEnableFinalGather()、SetFinalGatherQuality()、SetFinalGatherNumSamples()、SetFinalGatherTransparency()、SetFinalGatherPostFiltering
メソッドを使用して設定します。または、HLBS を使用する場合は間接ベイク パラメーターで enableFinalGather、finalGatherQuality、finalGatherNumSamples、finalGatherTransparency、finalGatherPostFiltering
を設定します。
HLBS の例:
<bakeParams enableFinalGather="true"> <indirect finalGatherQuality="4096" finalGatherNumSamples="16" finalGatherTransparency="true" finalGatherPostFiltering="true"/> </bakeParams>