This is the documentation for Enlighten.

7.7b. プリコンピュート パイプライン

すぐに使用するには、Enlighten Pipeline ライブラリのプリコンピュート パイプライン API を使用して Enlighten プリコンピュートを実行します。

この API は、アーリーアクセス状態で提供されます。近い将来、API に変更がある可能性があります。使用には注意が必要です。

Enlighten Pipeline ライブラリは、使いやすく、信頼性が高いものとして設計されており、ビルド パイプラインまたは編集ツールの一部としての使用のみを意図しています。 

API 契約の違反となるような誤った使用方法があった場合、API は例外を投げます。このような例外は、ユーザーの入力の問題ではなく、アプリケーションの欠陥を示します。アプリケーションで例外処理を有効にした場合、例外に対応して続行するか、単にクラッシュを報告してアプリケーションを終了するかを選ぶことができます。

制限

Enlighten Pipeline ライブラリは、64 ビット Windows アプリケーションでの使用のみがサポートされています。

最もよく使用される Enlighten の機能のみを使用できます。以下の機能は、現在サポートされていません

必要な機能またはオプションを使用できない場合は、Enlighten サポートにお問い合わせください。実装を拡張する場合に備え、Enlighten Pipeline ライブラリの完全なコードが提供されています。

API を誤って使用したり、サポートされていない方法で使用した場合、致命的なエラー メッセージ、PipelineError 例外、プリコンピュートの失敗が発生する恐れがあります。エラー メッセージまたはプリコンピュートのログ ファイルで、問題のデバッグに役立つ警告とエラーを確認してください。

使用方法

パイプライン実装のサンプルは、プリコンピュート パイプライン API の使用方法の基本的な例を提供します。

アプリケーションと Enlighten Pipeline ライブラリをリンクし、EnlightenPipeline/PrecomputePipeline.h を含めます。

最初に、PrecomputePipeline のインスタンスを作成し、コンストラクターに以下を入力します。

Enlighten シーンを構築するには、PrecomputePipelineから得られる PipelineScene 関数を呼び出します。

Enlighten シーンをエクスポートして、プリコンピュートのプロセスを実行します。

プリコンピュートで生成されたオブジェクトから、必要な永続ランタイム データ のみを抽出します。