This is the documentation for Enlighten.

7.11.1.2. ベイクされたライティングの構成


概要

ライトの定義は、.lights XML ファイルによりベイク API に渡されます。このファイルは GeoRadiosity のランタイム ライティングで使用される形式と同じであり、各ライトにはベイクにのみ適用される追加のプロパティがいくつかあります。既定のライト ファイルからの出力は個々の出力ディレクトリに入るため、複数のライティング構成を作成してシーンを再計算することなく切り替えることが可能です。また、複数のライティング構成ではプリコンピュートやその他データが共有され、ベイクされた出力を生成する時間が大幅に短縮されます。

ライトのプロパティ

.lights ファイルには、SDK に (メッシュ、ジオメトリ、その他プロパティ用の次に) XML スキーマがあります。各 <light> 要素に対しては多数の属性があり、(該当のライト タイプに適用できない場合でも) そのほとんどが必須です。

パラメーター

使用

概要

説明

name

必要

ライトの名称です。

一意のライトの名前です。

enabled

オプション

このライトが有効にされているかどうかです。

設定されていない場合、デフォルトの true になります。

type

必要

Enlighten::eLightType 値です。

0 はスポット、1 はポイント、2 はディレクショナル、3 は長方形です。

matrix

必要

ライトの位置と方向です。


colour

必要

正規化されたライト カラーです。


intensity

必要

HDR カラーの強さです。


indirectColour

オプション

間接コンポーネントの正規化されたライト カラーです。

必要であれば、バウンス ライトのカラーが直接のカラーと異なってもかまいません。設定されていない場合、デフォルトの colour になります。

indirectIntensity

オプション

HDR カラーの強さです。

必要であれば、バウンス ライトのカラーが直接のカラーと異なってもかまいません。設定されていない場合、デフォルトの intensity になります。

near

オプション

近い面です。スポットライトとポイントライトにのみ使用されます。


far

オプション

遠い面です。スポットライトとポイントライトにのみ使用されます。ベイクでのみ使用されるエリア ライト向けです。

この値よりも遠いタイルは BakeVisibilityBuffer に追加されません。ベイクされたライトではライティングされないため、ベイク プロセスを高速化できます。far0 に設定されると、影響は無限です。

intensityRadius

オプション

強度が既定の値に固定された内部の半径です。

シーン単位で指定されます。ディレクショナル ライトには使用されません。

epsilon

オプション

シャドウ マップ深度比較で使用されるイプシロン値です。


coneAngle

オプション

スポットライトの半半径です。

正の float です。

innerConeAngle

オプション

スポットライトの最大の明るさの領域の半半径です。

正の float です。

secondConeAngle

オプション

錐台の副軸またはボックススポット ライトの半角 (ラジアン) です。

正の float です。

secondInnerConeAngle

オプション

錐台の副軸またはボックススポット ライトの最大の明るさの領域の半角 (ラジアン) です。

正の float です。

falloffModel

オプション

default (逆 2 乗) または unreal (Unreal Engine 3 互換)


exponent

オプション

ライトのフォールオフ指数です。

正の float です。

radiosityMultiplier

オプション

このライトのラジオシティが乗算される値です。


castsShadow

オプション

シャドウを落とすかどうかを決定します。

true または false

shadowMapSize

オプション

このライトに使用するシャドウ マップの解像度です。GeoViewer でのみ使用します (GeoRadiosityではありません)。

正の integer 

disableDirect

オプション

このライトの直接光の寄与をベイクで無効にします。

Boolean、(デフォルトは false)

generateLightMask

オプション

ライトのライト マスクの生成を有効にします。

Boolean、(デフォルトは false)

shadowBias

オプション

シャドウ テストの光源の方向にサンプル ポイントをオフセットするシャドウ バイアスです。

正の float

pointRadius

オプション

可視性を計算するポイント ライトの周囲の半径を定義します。

ベイクにのみ使用します。

directionalSpread

オプション

可視性を計算するディレクショナル ライトの周囲の半径を定義します。


rectangleHeight

オプション

長方形エリアのライトの高さです。

ワールド単位で定義されます。

rectangleWidth

オプション

長方形エリアのライトの幅です。

ワールド単位で定義されます。

lightUsage

オプション

このライトがどのように使用されるかです。dynamic または baked です。


animDuration

オプション

アニメーションの時間を定義します。GeoRadiosity でのみ使用されます。


環境ブロック

<environment> は、環境の設定に関連するすべての属性を含んでいます。  詳細についてはスキーマ ファイルをご確認ください。 

ここでは、filename 属性を使用してグローバル環境を設定できます。環境ファイルはこの XML ファイルの次に配置する必要があります。 (C++ LoadInterface<> 呼び出しによりロードされ保存される) ファイル コンテンツのタイプは Enlighten::CpuEnvironment です。これらのオブジェクトは、直接高レベル ランタイムから取得するか、自身でキューブマップの最高の MIP レベルから構築できます。