This is the documentation for Enlighten.
9.1.1.3. .paramset 形式
.paramset ファイル形式用の XML スキーマは、Src/Samples/Libraries/GeoEn2Support/paramset.xsd
で入手できます。
<parameterSetList>
paramset は、version 属性を 1
に設定した単一の <parameterSetList>
要素に格納する必要があります。
<parameterSetList>
要素は、多数の <parameterSet>、<probesParameterSet>
、および<cubeMapParameterSet>
を含みます。
<parameterSet>
システムに影響を与えるパラメーターのセットです。
属性 | 使用 | 説明 | 値 |
---|---|---|---|
| 必須 | パラメーター セットの一意の識別子です。 | 負でない integer |
| 必須 | パラメーター セットの名称です。 | String |
| 不可欠 | モデリング ユニット内の入力クラスタのサイズです。 パフォーマンスへの影響Enlighten が格納し、転送できる入力ライトの解像度を制御します。 | 正の float (デフォルト |
| 不可欠 | モデリング ユニット内の、要求される出力ピクセルの幅です。これは、このシステムの パフォーマンスへの影響このパラメーターは出力ライトマップのサイズを直接制御します。線形のパラメーターであるため、 | 正の float (デフォルト |
| オプション | レイオリジンが使用可能かどうかの判断に使用される、レイ オリジンのうち、フロント フェースにあたる光線のパーセンテージです。プリコンピュートでは、レイ オリジンからクラスタへの可視性が計算されますが、ジオメトリ内のレイ オリジンは除外されます。レイ オリジンから射出される光線のパーセンテージが | 正の float ( |
| オプション | 環境マップの各フェースの解像度です。デフォルトの解像度は | 2 の累乗 (最低 1、最高 64、デフォルト |
| 上級 | クラスタあたりの入力ライティング サンプル (ダスター ポイント) の数です。通常、求める入力ライティングの精度に応じて 16 から 64 の間にします。このパラメーターは、レンダリングでのアンチ エイリアスと類似しています。より大きな値にすると、ラジオシティ ソルバー向けに入力ライティングをキャプチャした際のアンチ エイリアスが強化され、ライティングが変化する状況でも精度と安定性が上昇します。サンプル数が入力ライティングのキャプチャに十分であれば、さらに増やしても品質の改善にはつながりません。従って、パフォーマンスが懸念事項である場合、この値はライティングが不安定にならず、ライトが移動した際にちらつきが生じない、できる限り低い値に設定します。サンプル数を減らすとランタイムの入力ライティング ステージのパフォーマンスを改善できますが、ソルバー ステージのパフォーマンスへの影響はありません。 | 正の integer (4 の倍数、最大 |
| 上級 | 「従来の」クラスタリングを行う際にチャート境界を使用するかどうかです。有効になっている場合、クラスタは当初チャートに限定されます。これは、さまざまなチャートに属するジオメトリ間でのライト リークを解決します。この機能は、少数の大きなチャートを持つシーンで最も有効に機能します。 | Boolean (デフォルト |
| 上級 | クアッド透明度機能を使用する場合に、プローブをサンプリングする際のオフセット データを計算するかどうかです。この機能は、ライトマッピングが適用されたジオメトリの破壊に限定的なサポートを追加するために役立ちます。静的破壊をご覧ください。 | Boolean (デフォルト |
| 上級 | レイ オリジンのデバッグ データを生成するかどうかです。True の場合、シーンのラジオシティを計算するために使用されるレイ オリジンを確認できるデータが生成されます。GeoRadiosity でパラメーターを パフォーマンスへの影響このモードを有効にすると、メモリ使用量が増加します。一部のケースでは、特に 32 ビット バージョンを使用している場合に 'out of memory' エラーが発生する可能性があります。 | Boolean (デフォルト |
| 上級 | ディレクショナル イラディアンス出力を生成するかどうかです。実行時にディレクショナル イラディアンスを計算するために必要なデータをプリコンピュートで生成するかどうかを制御します。これは、イラディアンス ソルバーから得られる、各出力ピクセルの入射光の主要な方向を含むオプションの追加出力です。ディレクショナル イラディアンス データがプリコンピュートされていないにもかかわらずディレクショナル出力が要求された場合、Enlighten はエラーを返します。このパラメーターは、 | Boolean (デフォルト |
| 上級 | テストを実施する際に、システムのバウンディング ボックスをこの値で拡大します。これにより、レイ トレーサーで完全に表現する必要があるのはどのシステムか、バウンディング ボックスで概算するのはどのシステムかを確認します。値 | 負ではない float (デフォルト |
| 上級 | 可視性がしきい値を下回る場合、システムを依存関係とみなしません。値 | Float (最小 |
| 上級 | 既定のシステムがローカルとみなされるかどうか、ワールド単位で最大距離を制御します。値 | Float (デフォルト |
| 上級 | クラスタリングの際のボクセル デシメーションの厳密性を制御します。 | 正の float ( |
| 上級 | プリコンピュートされたディレクショナル可視性について、バイトごとに格納する可視性サンプルの数です。デフォルト値は | Integer ( |
| 上級 | プリコンピュートされたディレクショナル可視性ストレージ向けの縦方向の球の分割数です。サンプリングされた可視性方向の数は、およそこの数の 2 乗になります。デフォルトは | Integer ( |
| 上級 | 1 対のエッジをステッチするかどうかです。 | Boolean (デフォルト |
| 上級 | 位置を合わせたエッジ ステッチを使用するかどうかです。 | Boolean (デフォルト |
| 上級 |
パフォーマンスへの影響このパラメーターは、Enlighten が潜在的なライティングのシームを平滑化する距離を制御します。この平滑化プロセスはメモリと時間を消費するため、値を小さくする必要があります。従って、デフォルト値は | 正の float (デフォルト |
| 上級 | グローバル ライト トランスポート ステップでの、このシステムの相対的重要性を表す乗数です。デフォルト値は | 負ではない float (デフォルト |
| 上級 | 正確な GPU 可視性のため、投影されたダスター ポイントをビルドし含めるかどうかです。この機能は、さまざまなジオメトリのバージョン向けに追加のダスター ポイントを格納するため、動的にダスターの位置を更新できます。 | Boolean (デフォルト |
| 上級 | 出力ライトマップのすべてのピクセルについて、Enlighten はピクセルから見える (従ってそこからライトを転送できる) シーンの部分に関する圧縮されたリストを作成します。 パフォーマンスへの影響
| 正の integer (デフォルト |
| 上級 | イラディアンス フォーム ファクターを計算するために投射する光線の数です。 | Integer (2 の累乗、最小 |
| 上級 | チャートがステッチ可能となる、法線間の最大角度です。HLBS ではラジアン、低レベル API ではドット積で表されます。 パフォーマンスへの影響このパラメーターは、Enlighten が潜在的なライティングのシームを平滑化する角度の変化を制御します。平滑化はメモリと時間を消費するため、値を小さくする必要があります。値が大きい場合、Enlighten で出力を平滑化するシームのセットが増えるため、メモリと時間の消費量が大きく増加します。 | 正の float、(デフォルト |
| 上級 | ピクセルがステッチ可能となる、法線間の最大角度です。HLBS ではラジアン、低レベル API ではドット積で表されます。このパラメーターは、フォーム ファクターの値を判断するために投射する光線の数を制御します。多ければ多いほど、データを減らす前の初期の品質が上がります。使用する光線が少ないほど、ノイズが多くなります (つまり、ライティングが途切れます。同様のライティングを受けるはずの近接するジオメトリで明らかな違いが生じます)。 | 正の float (デフォルト |
| 上級 | システムの入力サンプルの最大数です。 | Integer |
| 上級 | ピクセル単位で表される、出力システムの最大サイズです。 | 2 要素ベクトル |
| 上級 | システムの入力サンプルの最小数です。 | Integer ( |
| 上級 | ピクセル単位で表される、出力システムの最小サイズです。 | 2 要素ベクトル |
| 上級 | クラスタの数を直接設定します。 | 正の integer |
| 上級 | ピクセル ステッチを使うかどうかです。 | Boolean (デフォルト |
| 上級 | ワールド空間での三角の厚さです。投影ポイント データを作成する際に、光線の「プッシュ スルー」機能で使用します。この値は、三角を超えるための距離です。ワールドの選択したモデリング単位に影響を受けます。ほとんどの状況では、この値を変更する必要はありません。デフォルトは知覚可能な小さなイプシロン値です。0 にはできません。 | Float ( |
| 上級 | 近くの小さなジオメトリを「プッシュ スルー」するために、ダスター ポイントの前を検索するワールド空間の最大距離です。この機能は、一部のシナリオでより良い投影ポイント データを生成するために役立つことがあります。指針として、出力ピクセル サイズまたはクラスタ サイズに近い値で妥当な結果が得られます。値が小さすぎると効果は小さくなり、値が大きすぎるとポイントが当初の位置から離れすぎます。ほとんどの状況では、この値を変更する必要はありません。デフォルトは 0 であり、機能が無効になります。 | Float ( |
| 上級 | プリコンピュートで作成されるクラスタの数の上限を定めるかどうかです。クラスタリングで作成されるクラスタが 65535 を超えないようにします。クラスタ インデックスが、ランタイム要件である符号なし整数に収まるようにします。 | Boolean (デフォルト |
| 上級 | モデリング単位で、ステッチ可能なチャート間の最大距離を定義します。デフォルトの パフォーマンスへの影響このパラメーターは、Enlighten が潜在的なライティングのシームを平滑化する距離を制御します。この平滑化プロセスはメモリと時間を消費するため、値を小さくする必要があります。従って、デフォルト値は | 正の float (デフォルト |
| 上級 | ボクセル ベースの自動システム生成で使用されるボクセルのサイズ (出力ピクセル サイズ単位) です。 | Float (デフォルト |
| 上級 | メッシュ投影です。オーバーハングが「不適切」であると判断され、 | 整数 (デフォルト |
| 上級 | プリコンピュート最適化のために使用されるボクセル グリッドのサイズです。このパラメーターは、Enlighten がどの程度プリコンピュートされたデータを圧縮するかを制御します。パラメーター値は、プリコンピュートが近接するピクセルを「類似している」と判断する程度を表します。 パフォーマンスへの影響品質/メモリ/パフォーマンスを最善のバランスにするため、このパラメーターを 4 (ボクセルを出力ピクセル サイズの 4 倍にする) に設定することをお勧めします。4 未満の値にすると、プリコンピュートのメモリ要件や解決時間は大幅に増加しますが、出力品質はそれほど向上しません。 | 正の float |
| 上級 | リーフ クラスタを生成するためにボクセル ベースのクラスタリングを使用します。ボクセル ベースのリーフ クラスタリング アルゴリズムは、可視性境界に沿ってジオメトリを間引こうとします。通常、メッシュが互いに交差するシーンでは、「従来」のクラスタリングよりも良い結果が得られます。これは小さな三角が多数含まれる複雑なジオメトリを持つシーンに推奨されます。オフにして従来のクラスタリング (Enlighten 2.16 までのデフォルト) を行うには、このパラメーターを false に設定します。 voxelBasedLeafClustering が true に設定されている場合、chartBasedLeafClustering は無視されます。 | Boolean (デフォルト |
| 上級 | このシステムにテレイン LOD を生成するかどうかです。 | Boolean (デフォルト |
| 上級 | テレイン システムについて、システム パッキングで最終アトラスに 0.5 ピクセルのパディングを追加するかどうかを決定します。このオプションは、 | Boolean (デフォルト |
| 上級 | テレイン システムについて、このシステム向けに生成するテレイン LOD の数です。このオプションは、 | 整数 (デフォルト |
| 上級 | ライトマップ解決データから環境フォーム ファクターを除外するかどうかです。 | Boolean (デフォルト |
<probesParameterSet>
この要素は、プローブ セットに適用されるパラメーターのセットを定義するために使用されます。
属性 | 使用 | 説明 | 値 |
---|---|---|---|
| 必須 | プローブパラメーター セットの名称です。 | String |
| 不可欠 | 球面調和関数表現で使用される係数の数です。L1 SH を使用するには 4 を指定します。L2 SH を使用するには 9 を指定します。L2 表現は、特に入力ライティングが複雑で飽和していない場合に、より高い品質を実現します。ほとんどのシナリオでは、L2 は L1 よりもわずかに品質が向上するだけです。しかし、L2 のランタイム メモリ コストは L1 の約 2 倍です (カラー チャネルあたり 9つの float と カラー チャネルあたり 4 float の差が生じます)。また、L2 の実行時のコストは L1 の 2 倍を超えています。プリコンピュートの時間に大きな影響はありません。 | 整数 ( |
| 不可欠 | プローブ カリングをオンまたはオフにします。プローブ カリングは、プリコンピュート中に可視性の低いプローブ (主にバックフェースを見るプローブ) をカリングします。 | Boolean |
| オプション | 環境マップの各フェースの解像度です。デフォルトの解像度は | Integer、2 の累乗 (最小 |
| 上級 | プローブごとに格納するフォーム ファクターの数です。 | 正の integer (16 の倍数、最小 |
| 上級 | フォーム ファクターを計算するために投射する光線の数です。 | Integer、2 の累乗 (最小 |
| 上級 | プローブ カリングのしきい値です。プローブの可視性がこの値より低いと、プローブは拒否されます。プローブの可視性は、プローブから見える有効な (フロントフェースの) ジオメトリの割合です。 | Float ( |
| 上級 | 環境可視性球面調和関数表現で使用される係数の数です。 | 整数 ( |
| 上級 | このセットのプローブを完全に個別に扱い、プローブ間でデータを共有する EntireProbeSetSolver の最適化を無効にするかどうかです。これは、静的メッシュが要求する位置に正確に配置され、かつ近接していない「専用の」プローブのプローブ セットに役立ちます。 | Boolean (デフォルト |
| 上級 | テストを実施する際に、プローブ セットのバウンディング ボックスをこの値で拡大します。これにより、レイ トレーサーで完全に表現する必要があるのはどのシステムか、バウンディング ボックスで概算するのはどのシステムかを確認します。値 | 負ではない float (デフォルト |
| 上級 | 可視性がしきい値を下回る場合、システムを依存関係とみなしません。値 | Float ( |
| 上級 | 既定のシステムがローカルとみなされるかどうか、ワールド単位で最大距離を制御します。値 | Float (デフォルト |
| 上級 | プローブ解決データから環境フォーム ファクターを除外するかどうかです。 | Boolean (デフォルト |
| 上級 | プローブ係数に使用される基底軸座標の指定を可能にします。たとえば、一般的に使用される右手系の Y 軸が上となる座標系の 「 | String (デフォルト |
| 上級 | 係数の個々の帯でのレンダリングを可能にします。L0 帯は要素 0、L1 は要素 1 から 3、L2 は要素 4 から 8 にあります。L1 のデフォルトは「0 1 2 3」であり、それぞれ係数 Y_00、Y_11、Y_10、Y_1-1 にマッピングします。L2 のデフォルトは「0 1 2 3 4 5 6 7 8」であり、それぞれ係数 Y_00、Y_11、Y_10、Y_1-1、Y_20、Y_21、Y_2-1、Y_2-2、y_22 にマッピングします。 | String |
<cubeMapParameterSet>
キューブマップに影響を与えるパラメーターのセットです。
属性 | 使用 | 説明 | 値 |
---|---|---|---|
| 必須 | キューブ マップ パラメーター セットの名称です。 | String |
| オプション | 環境マップの各フェースに使用する解像度です。デフォルトの解像度は | 2 の累乗 (最小 |
| 上級 | ピクセルごとに格納するフォーム ファクターの数です。システムやプローブとは異なり、キューブマップにおける budget の目的は、エイリアスを発生させずに可能な限り低い値を設定することです。値が低すぎると、スクリーン空間でのエイリアスのキューブマップ版が生成されますが、ピクセルから見えるライティングは正確に平均化できません。ただし、値が大きすぎると無駄が多くなります。デフォルトは | Integer ( |
| 上級 | フォーム ファクターを計算する際、キューブマップ ピクセルごとに投射する光線の数です。エイリアスを発生させずに各ピクセルを通じてシーンを正確にキャプチャできるように値を十分大きくする必要がありますが、それ以上にしてもプリコンピュートの時間が増えるだけです。パラメーターは、ランタイムのメモリまたは計算時間には影響しません。これは、 | Integer、 |
| 上級 | テストを実施する際に、プローブ セットのバウンディング ボックスをこの値で拡大します。これにより、レイ トレーサーで完全に表現する必要があるのはどのシステムか、バウンディング ボックスで概算するのはどのシステムかを確認します。値 | 負ではない float (デフォルト |
| 上級 | 可視性がしきい値を下回る場合、システムを依存関係とみなしません。値 | Float ( |
dependencyLocalityDistance | 上級 | 既定のシステムがローカルとみなされるかどうか、ワールド単位で最大距離を制御します。値 | Float (デフォルト |