This is the documentation for Enlighten.

9.2.1.3. Chart レンダラー


概要

Chart レンダラーは、シーンのチャートのテクスチャと出力密度を表示します。

Chart レンダラーのモード

Ray Origins モード

このモードが使用できない場合、computeRayOriginOutput パラメーターを true に設定します。

このモードを有効にすると、プリコンピュートのライト トランスポート フェーズのメモリ使用量が増加します。一部のケースでは、特に 32 ビット バージョンを使用している場合に 'out of memory' エラーが発生する可能性があります。

Ray Origins レンダリング モードは、プリコンピュートのライト トランスポート フェーズのデバッグ情報を表示します。このモードを選択すると、Ray Origins タブが表示されます。

このモードは、選択したシステムをカラー コーディングされたピクセルで表示し、レイ オリジンに関する問題を強調します。カラー コードの意味を表示するには、Show Legend を選択します。選択したシステムの問題のないピクセルは、ランダムな暗いテクスチャでレンダリングされます。シーンの他のシステムは、ランダムなグレイスケールのテクスチャでレンダリングされます。

Render origin data を選択すると、追加のオプションを使用できます。

System

現在選択されているシステムの ID を表示します。下のスライダーでシステムを選択します。

Filter on selected system

選択したシステムのみをレンダリングします。

Show Targets

ラジオシティ計算に寄与するメッシュのみを表示します。

Render undersampled pixels

選択されたシステムに対してカラー コーディングされたテクスチャ オーバーレイをレンダリングし、レイ オリジンの問題があるピクセルを強調表示します。

Render origin data

カラー コーディングされた原点、バックフェース レイ、またはその両方をレンダリングします。

Render backface rays

オリジンが拒否される原因となったレイ セグメントを示す黄色いラインをレンダリングします。

Render valid origins

有効なオリジンのポイントをすべてレンダリングします。

Render invalid origins

拒否されたオリジンのポイントをすべてレンダリングします。

Filter on selected pixel

選択された単一のピクセルのオリジン データのみをレンダリングします。ピクセルを右クリックし、Select Bucket and Pixel をクリックすると選択できます。

Render backfaces

バックフェースをオレンジにレンダリングします。

Show legend

カラー コードの説明を表示します。

Chart Texture モード

これがデフォルト モードです。Chart Texture モードは、プリコンピュートにより生成されたライトマップ UV を表示します。このモードはメッシュ投影の問題をデバッグする際に役立ちます。

各チャートは固有のカラーで表示され、チェッカーボード グリッドに出力密度を表示します。

特定のチャートを表示するには、チャートを右クリックして Select Chart を選択します。他のすべてのチャートはグレーアウトされます。

 – select chart --> 

選択をリセットするには、右クリックして Clear Selection を選択します。

Chart Texture モードを使用してメッシュ投影を調べることができます。Chart Texture モードで右クリックして Toggle show targets を選択すると、ディテール メッシュのチャートがターゲット メッシュのチャートにどの程度うまく投影されているかを確認できます。

以下の例は、Chart Texture モードでの Arches アセットを示しています。最初の画像は Filter タブの Show Target Geometry がオフ、次がオンです。

もう 1 度右クリックして Select chart を選択し、ディテール メッシュがターゲット メッシュにどのように投影されているかの詳細を確認します。

Chart and UV Generation

Chart and UV Generation モードは、GeoRadiosity にロードされたあらゆるメッシュから Enlighten が見るチャートを色付きで表示します。プリコンピュート中に使用されたチャートと同じものは表示されません (これには Chart Texture モードを使用します)。ただし、チャート識別パラメーターの変更によるチャーティングの変化を確認できます。チャーティングを制御するオプションは、シーンのジオメトリを右クリックすると確認できます。

Chart and UV Generation モードを選択すると、さらにオプションを選択できる別のタブ Chart and UV Generation を使用できます。

Geometry UV processing behaviour

Chart detection

頂点メソッドを使用して入力ジオメトリ チャートを検出します。

Chart detection (edge method)

エッジ メソッドを使用して入力ジオメトリ チャートを検出します。

Pack geometry

入力ジオメトリをパッキングします (ライトマップ UV も生成します)。

Process everything

シーン全体を処理します。

Clear all results

キャッシュされた結果をクリアします。

Process only detail meshes

ディテール メッシュのみを処理します (ターゲット メッシュは無視されます)。

Process only LODs

既定の LOD のディテール メッシュのみを処理します (ターゲット メッシュは無視されます)。

Override output pixel size

ピクセル サイズ オーバーライドを有効にします。

Display options

Show aggregate stats

パッキングされたジオメトリの集計データを表示します。

Override Auto UVs behaviour

下で指定される自動的な UV 簡素化モードを使用します。

Override merging parameters

下で指定されるチャート マージ パラメーターを使用します。

Max plane distance

マージの対象範囲となる入力チャート間の最大距離です。

Max normal deviations (initial/general)

投影面作成の候補として検討される入力チャート間の最大角度偏差 (角度) です。それぞれ、入力チャートと投影面との間の最大角度です。

Overlap expansion %

どの入力チャートがオーバーラップするかを検出するときのバウンディング ボックス拡張です。

Significant area ratio

チャート エリアに対する、法線とチャートの主法線の角度が 90 度を超えているチャート エリアの比率です。この比率を上回ると、チャートは曲線と見なされます。マージされたグループのエリアに対するチャート エリアの比率でもあります。この比率を下回ると、チャートは重要でないと見なされます。

Num iterations

最善の投影面を見つけるためのアルゴリズムの最大反復回数です。

Max fitted

合成されたグループの最大数です。

Chart detection controls

Override chart detection

入力チャート検出オプションのオーバーライドを有効にします。

Remove degenerates

縮退チャートを除去します。

Link identical vertices

同一のチャート (下のオプションで判断します) をリンクします。

同一の定義は、以下が一意であることです。

Position

2 つの頂点を同一とみなすには、頂点の位置が一致している必要があります。

Normals

2 つの頂点を同一とみなすには、頂点法線が一致している必要があります。

Chart UVs

2 つの頂点を同一とみなすには、頂点チャート UV が一致している必要があります。

Albedo UVs

2 つの頂点を同一とみなすには、頂点アルベド UV が一致している必要があります。

Show edge method (parametiser) / Show vertex method (precompute)

チャーティング方法をエッジまたは頂点モードに切り替えます。

Show without using / Show including degenerates (default)

チャーティングの前にトポロジカル縮退三角形を除去するか残します (デフォルト) 。

Show with / without linking identical vertices

「同一」の頂点を比較し、リンクするかどうかです。以下の 4 つの比較フラグは 'Show with linking identical vertices' オプションが設定されている場合にのみ関係し、その他の場合は使用されません。

(Do not) compare positions

2 つの頂点が同一であることを確立するために頂点位置を比較するかどうかです。

(Do not) compare normals

2 つの頂点が同一であることを確立するために頂点法線を比較するかどうかです。

(Do not) compare chart UVs

2 つの頂点が同一であることを確立するために頂点チャート UV を比較するかどうかです。

(Do not) compare albedo UVs

2 つの頂点が同一であることを確立するために頂点アルベド UV を比較するかどうかです。

これらのオプションの詳細については、ライトマップ UV パイプラインをご覧ください。