3.3.4. メッシュ投影

メッシュ投影は UV 生成方法の 1 つで、あるメッシュが近くにある別のメッシュのライトマップを共有できるようにします。一方のメッシュをターゲット、もう一方のメッシュをディテール メッシュとして指定します。ディテール メッシュに対してライトマップ内でターゲット メッシュと同じ空間を共有する UV セットを生成します。

メッシュ投影プロセスは以下を行います。

1. ターゲット メッシュに対して、簡素化されたライトマップ UV を生成します
2. ディテール メッシュ用のチャートを形成しますが、ライトマップ UV は生成しません
3. 各ディテール メッシュ チャートに最適なターゲット メッシュ チャートを選択します 
4. 各チャートをターゲットへ投影して、ディテール メッシュのライトマップ UV を取得します

チャートの整合

ディテール チャートに正しいライティングが適用されるようにするために、ターゲット チャートは、以下のように、投影されるチャートを含むことができるだけの大きさでなければなりません。

間違ったライティングを防ぐには、ターゲット メッシュ内のチャート境界がディテール メッシュ内のチャート境界にほぼ一致する必要があります。 

最適なターゲット チャート

投影される各メッシュ チャートごとに、メッシュ投影プロセスは最も近いターゲット メッシュ チャートを識別します。近さは、投影される頂点とターゲット チャート内の頂点の距離によって判断されます。ディテール サーフェスとターゲット サーフェスの相対的な向きは無視されます。

投影の問題 

ディテール メッシュ チャートが投影されるターゲット メッシュ チャートの選択が不適切である場合、歪んだライトマップ UV によって不正なライティングが生成されます。

GeoRadiosity メッシュ投影デバッグツールを使用して、歪みがないか確認します。いずれかのエリアに許容できない量の歪みがある場合ははっきりわかります。

GeoRadiosity 投影の問題の視覚化サービスでは、問題のエリアが明るい色で表示されます。 

さらに調査するには、GeoRadiosity で Filter タブをクリックし、Show Target Geometry のオン/オフを切り替えます。