This is the documentation for Enlighten.
3.3.1. ライトマップ UV チャート
UV マッピングでは、メッシュ内の三角がチャートと呼ばれる異なる連結領域にグループ化される場合があります。3D モデリング ツールでは、ペルト、シェル、アイランドなど、この概念にさまざまな名前が使用されています。
以下の画像は、ライトマップ UV マップの作成時に三角をチャートにグループ化するための 2 つの方法を示しています。
太線はチャートの境界を示します。右側のバージョンは 2 つの個別のチャートにグループ化されています。 |
隣接する 2 つのチャートの境界では、間接光に切れ目がある場合があります。これは、隣接する三角がライトマップ内で連続した領域を占めておらず、ライティングの値が異なると考えられる場合に発生します。
メッシュがどのようにチャートに分割されるかによって、間接光でのシームが発生する場所が決まります。シームは、2 つのサーフェスが直角に接触する場合など、一部のシナリオには適しています。一方、チャートの境界は、球のサーフェス上など、ライトマップを使用するときに不要なシームになることがあります。
チャートの形成
Enlighten は、1 つ以上の共有されている同一の頂点によって接続される三角を単一チャートにグループ化します。デフォルトでは、Enlighten は、同じ位置、法線、入力 UV 値を持つ場合に頂点を同一と見なします。この結果、以下の場合にチャートの境界が発生します。
- メッシュのサーフェスに (おそらく小さな) すき間がある
- 2 つの三角がハード エッジで接触する (異なる頂点法線)
- 入力 UV マッピング内でチャートが分割されている
同一の頂点を決定するときにマテリアルの UV 値を考慮する場合、マテリアルの UV 値が連続していないところにチャートの不要な境界が作成されることがあります。
チャートの制御
アーティストは、ライトマップ UV の基礎として入力 UV セットを提供することで、特定の位置で強制的にチャートを分割できます。このシナリオでは、Enlighten は、入力 UV セットで接続されていない限り、三角をチャートにグループ化しません。
自動的な UV 簡素化の方法を使用してライトマップ UV を生成する場合、チャートの境界の位置は Auto UV パラメーターで制御されます。
視覚化
メッシュがどのようにチャートに分割されるかを視覚化するには、GeoRadiosityでチャート識別の視覚化を使用します。チャート検出の実行後、各チャートが異なる色で表示されます。
以下の画像は、チャートの形成方法に対する、入力 UV の効果を示しています。
位置と法線が同じ頂点をリンクして形成されたチャート | さらに入力 UV も考慮して形成されたチャート |
位置と法線のみを比較した場合、形成されるチャートは少なくなっています。入力 UV を考慮した場合は、入力 UV が分割されているところでチャートが分割されています。