This is the documentation for Enlighten.
11. ワールドのプロパティ
Enlighten のワールドのプロパティはワールド内のすべてのアクタに影響します。Enlighten のワールドのプロパティは、World Settings > Enlighten > Enlighten Settings で設定できます。
品質のプリセット
Enlighten の品質のプリセットをレベル内のアクタに適用して、Enlighten ライティング解像度を制御することができます。
Enlighten の品質のプリセットは、High、Medium、Low、Background の 4 つです。各プリセット値のデフォルトのライティング解像度は、人間を基準とした規模感のワールドに適しています。ワールドが異なるスケールを使用する場合は、各プリセットのライティング解像度を変更できます。
システムパラメーター
Output Pixel Size
ワールドでのライトマップ ピクセルのサイズ。
Cluster Size
ワールドでの各ラジオシティ クラスタのサイズ。
Samples Per Cluster
(詳細設定) クラスタあたりの作成されるライティング サンプルの数。4 の倍数にする必要があります。
Radiosity Budget
(詳細設定) ラジオシティ データを保存するために使用されるライトマップ ピクセルあたりのバイト数。この数を小さくすると、ファイル サイズが減少し、ラジオシティ品質が低下します。この数を大きくすると、ファイル サイズが増加し、ラジオシティ品質が向上します。更新時間と必要なメモリは、この値に直接比例して増加します。
Directional Visibility Slices
(詳細設定) 指向性ライト用にプリコンピュートされる可視性データの解像度。この値を大きくすると、指向性ライトからのバウンスの精度が高まります。
プローブパラメーター
Radiosity Budget
(詳細設定) ラジオシティ データを保存するために使用されるプローブあたりのバイト数。更新時間と必要なメモリは、この値に直接比例して増加します。
その他のプロパティ
他にも、以下の Enlighten ワールドプロパティを使用できます。
System Voxel Size
(詳細設定) プリコンピュートによって作成されるラジオシティ システムのワールド空間でのおおよそのサイズを指定します。これは、Output Pixel Size の倍数になります。
Enlighten Reflection Boost
ワールド内のすべてのアクタへの Enlighten 反射の寄与をスケーリングします。
Enlighten Static Albedo Boost
ワールド内のすべてのマテリアルへの Enlighten 静的アルベドの寄与をスケーリングします。
Enlighten Static Emissive Boost
ワールド内のすべてのマテリアルへの Enlighten 静的エミッシブの寄与をスケーリングします。
Secondary Bounce Scale
二次反射を提供するため、ラジオシティの計算結果を入力に戻すフィードバック ステップに適用するスケール。
Dependency Included System Distance
(詳細設定) この距離内のラジオシティ システムは、依存関係の計算時に他のラジオシティ システムをオクルージョンするために使用されます。
デフォルト値の 0 のままにした場合、ワールド内のすべてのシステムは依存関係の計算時にオクルーダーとみなされます。一般に、この値が最も精度の高い結果を出し、プリコンピュート時間に大きな影響を及ぼすこともありません。
0 以外の値を指定した場合は、所定のシステムの指定した距離内のシステムのみが依存関係の計算時にオクルーダーとみなされます。非常に大きなマップでは、適切な値を選択することでプリコンピュート時間を短縮できる場合があります。この値の選択は慎重に行ってください。指定された値が小さすぎると、プリコンピュート時間が大きく増加する場合があるためです。
Adaptive Probe Grid Spacing
Adaptive Probe Volume によって生成される Enlighten プローブの最小グリッド スペース。
Adaptive Probe Error Threshold
(詳細設定) Adaptive Probe 配置のためのエラーしきい値。隣接するプローブを補間したもので置き換えた場合に、この値より大きなエラーが発生しなければ、プローブは削除されます。値 0 は、最大数のプローブを生成するため、精度が最も高くなりますが、コストも最も高くなります。値が大きいほど、生成されるプローブの数が減少します。
Disable Enlighten
すべてのレベルで Enlighten を無効にします。この設定を変更した後、プリコンピュートを実行して変更を適用します。これは、プローブ セット、キューブマップ、ディテール メッシュを含むすべての Enlighten エンティティに影響します。代わりに、単一レベルで Enlighten を無効にするには、シーンの EnlightenSystemContainer で Disable Enlighten オプションにチェックを付けます。
Disable Auto UV Simplification
自動ライトマップ UV 生成をグローバルで無効にします。
Enable Probe Interpolation Visibility
チェックを付けると、ビジビリティ情報がプローブ補間で使用されます。これにより、壁の誤った側からオブジェクトにライトが取り込まれるのを防ぐことができます。ライティングが連続すべき場所でポッピングが確認される場合は、これを無効にします。
Enable Automatic Probe Placement
チェックを付けると、プローブが必要とされるシーン内の静的ジオメトリ近くに自動的に配置されます。
Minimum Landscape LOD Count
LOD が有効になっているランドスケープに対して生成する詳細度の最小数。
Landscape LOD Distance
ランドスケープ ライティングが、より低い詳細度へと移動し始める距離。デフォルト値の 0 は LOD を無効にします。
Lightmap LOD Count
Contribute Lightmap メッシュに対して作成される詳細度の数。この設定を変更した後、プリコンピュートを使用して結果を確認します。
Lightmap LOD Distance
ライトマップ ライティングが、低い詳細度へと切り替わる距離。距離が 0 の場合、Enlighten はすべてのメッシュに対して最高解像度を使用します。
Probe LOD Distance
プローブ ライティングが、低い詳細度へと切り替わる距離。距離が 0 の場合、Enlighten はすべてのメッシュに対して最高解像度を使用します。
Radiosity Sample Rate
(詳細設定) イラディアンス フォーム ファクターを計算するために投射する光線の数を制御します。通常、これは Medium のままで問題ありません。設定を高くするとノイズの問題が緩和される可能性がありますが、プリコンピュート時間が大幅に増加します。