This is the documentation for Enlighten.
7.2 ライトマップ UV
7. ライトマップ ライティングでは、ライトマップ UV 座標のセットは、2D ライトマップ内の位置をメッシュの各頂点に割り当てます。
以下の UV レイアウトは、各チャートが展開され、2D 空間に配置される様子を示しています。
ライトマップ チャート | ライトマップ UV レイアウト |
2 つのチャートが UV 内の同じライトマップ ピクセルを共有しないようにするために、Enlighten はチャートの移動および拡大縮小により、各チャートの周囲に少なくとも 0.5 ピクセルの未使用空間を確保します。
メッシュに (ライトマップ ピクセル サイズと比較して) 小さなチャートが多くある場合、各チャートの周囲の未使用の空間は多くのライトマップ空間を浪費します。これを解決するために、Enlighten は、チャートをインテリジェントにマージして UV レイアウトを最適化します。
| チャートのマージ前 | マージ後 |
チャート | ||
UV | ||
| 多くのチャートがあるため、未使用の空間も多くあります。これにより、UV レイアウトで多くの空間が浪費されます。 | チャートが少ないため、浪費される空間ははるかに少なくなります。 |
2 つのサーフェスが 90 度の角度で接触する場合など、チャートの境界を保持して間接光でハード エッジを保持することが重要な場合があります。
メッシュの近接する部分は、ライティングの精度を大幅に失うことなく、Enlighten ライトマップで単一チャートを共有できます。同じチャートにマージされる三角は、同じライトマップ エリアを共有し、同じ間接光が適用されます。
以下の画像は、同じメッシュのチャートのマージ前とマージ後を示しています。
設定
Auto UV のマージ パラメーターを調整すると、より適切な結果を生成できることがあります。Auto UV アルゴリズムを十分に理解していない限り、デフォルト値を使用することをお勧めします。
Auto UV のプロパティを変更した後、Enlighten のパラメタライズを実行し、Enlighten のチャートの視覚化を使用して結果を確認できます。
Enlighten がメッシュに対して UV を作成する方法を制御するには、Static Mesh Editor の Details > General Settings > Enlighten で、Enlighten Auto UV のプロパティを使用します。
Simplification Mode
3 つの簡素化モードがあります。
Automatic
(デフォルト) Enlighten は、既存のライトマップ UV よりも良い結果を生成する場合に限り、自動的にチャートをマージします。
Override
Enlighten は自動的にチャートをマージします。
Disable
Enlighten はチャートをマージしません。
Max Distance
Enlighten がマージを検討する入力チャート間で許可される最大距離 (Output Pixel Size ピクセル単位)。
Max Initial Normal Deviation
Enlighten が投影面作成の候補として検討する入力チャート間で許可される最大角度偏差 (角度)。
Max General Normal Deviation
入力チャートと投影面の間で許可される最大角度偏差 (角度)。
Expansion Factor
どの入力チャートがオーバーラップするかを検出するときの境界ボックス拡張。
Significant Area Ratio
チャート エリアに対する、法線とチャートの主法線の角度が 90 度を超えているチャート エリアの比率。この比率を上回ると、チャートは曲線と見なされます。マージされたグループのエリアに対するチャート エリアの比率でもあります。この比率を下回ると、チャートは重要でないと見なされます。
Auto UV のグローバルな無効化
World Settings > Enlighten で、Auto UVs をグローバルに無効化できます。
手動で作成された UV の使用
自動化されたツールは、一般に、品質とコストの合理的なバランスを維持して、簡素化されたライトマップ UV を生成します。まれではありますが、自動化された結果が不適切でも、ライトマップを使用すればメッシュを効率的にライティングすることができる場合は、手動で簡素化された UV マッピングを提供することができます。Enlighten は、Static Mesh Editor でメッシュの Light Map UV Index プロパティで指定されている UV チャネルを使用します。
簡素化された UV マッピングを作成するとき、メッシュのどの部分を単一チャートにマージするかを制御できます。
チャート間に適切な量の空間を残すことについて心配は要りません。UV 空間の好きな場所に各チャートを置けば、Enlighten が自動的に最適なレイアウトで配置します。
以下の画像は 3ds Max UVW アンラップ モディファイヤを示しています。3ds Max は、選択された UV チャネル内のチャートの境界を緑色で強調表示します。
手動で簡素化された UV マッピングが利用可能な場合、Disregard Vertex Normals するように Enlighten を設定し、Auto UV のチャート マージをオフにします。
- メッシュを Static Mesh Editor で開きます。
- General Settings > Enlighten Settings で、Disregard Vertex Normals を有効にします。
- Auto UV Settings で、Simplification Mode を Disable に設定します。
この設定により、Enlighten は、手動で簡素化されたマッピング内に元のチャートを保持します。