This is the documentation for Enlighten.
7.3 共有ライトマップ
2 つ以上の静的メッシュがライトマップの同じエリアを共有するようにすることで、ライトマップ内のピクセル数を減らすことができます。これは、7.4 メッシュ投影によって行います。メッシュのいずれかをターゲット、その他を投影されるメッシュとして指定します。
ターゲット メッシュについて、Enlighten は7.2 ライトマップ UVを通常の方法で作成します。ターゲット メッシュは、常にラジオシティ計算に含まれます (「6. アクタと Enlighten のインタラクション」を参照してください)。
投影されるメッシュについて、Enlighten は頂点をターゲット メッシュのサーフェス上へ投影してライトマップ UV を作成します (「7.4 メッシュ投影」)。投影されるメッシュは、除外され、間接光の結果に影響を及ぼしません。
これは、フォリッジ メッシュやスプライン メッシュを含む静的メッシュ アセットを使用する任意のアクタに対して行うことができます。
近くにあるメッシュ
小さなメッシュは、近くにある大きいメッシュのライトマップを共有できます。これは以下の場合に最適です。
- デカールやポスターなど、サーフェスに貼られている平坦なオブジェクト
- デブリなどの小さなオブジェクト
- テレイン上の草や道路
ライトマップの共有時に最適な結果を実現するには、メッシュ全体をサーフェスから 1 ライトマップ ピクセル未満の幅で拡張する必要があります。
Enlighten は、特定の種類のメッシュ間でライトマップを自動的に共有します。デフォルトでは、インスタンス化フォリッジは、配置先サーフェスのライトマップを共有します。ランドスケープの草は、ランドスケープのライトマップを常に共有します。
共有ライトマップ
メッシュ間でライトマップを共有するには:
- より小さなメッシュを選択します。
- Details の Enlighten で、Lighting Mode を Detail に設定します。
Enlighten は、7.4 メッシュ投影を使用してこのメッシュと共有する近くのライトマップを自動的に選択します。
ライトマップのチャートの視覚化を使用して、メッシュがライトマップを別のマップと共有することを確認できます。
Detail ライティング モードのメッシュを移動すると、ライトマップ UV は位置に合わせて自動的に更新されます。
メッシュ移動前 | 移動後 |
メッシュ LOD
各静的メッシュ アセットには、メッシュの複数の Level of Detail (LOD) バージョンが含まれており、含まれている三角の数が異なります。Enlighten は、LOD ごとに個別にライトマップを生成しません。代わりに、すべての LOD が同じライトマップ空間を共有します。
Static Mesh Editor の Enlighten Target Lod プロパティで、特定の LOD をターゲット メッシュとして使用するよう選択できます。Enlighten Target Lod が -1 の場合、Enlighten はターゲット LOD を自動的に選択します。
ターゲット メッシュを使用したライトマップ UV の生成
複雑なトポロジーを持つメッシュについては、効率的な7.2 ライトマップ UV を自動または手動で生成することが難しい場合があります。これらのメッシュについては、簡素化されたターゲット メッシュ プロキシを使用すると、簡単にライトマップ UV を生成できる場合があります。詳細については、「7.5 ターゲット メッシュによる UV の簡素化」を参照してください。