This is the documentation for Enlighten.
7.1 ライトマップ UV チャート
UV マッピングでは、メッシュ内の三角がチャートと呼ばれる連結領域にグループ化されます。3D モデリング ツールでは、ペルト、シェル、アイランドなど、この概念にさまざまな名前が使用されています。
以下の画像で、色付きの各サーフェスがチャートです。たとえば、青色の壁は 1 つのチャートです。
通常、Enlightenのライティングにはチャートが接する場所にハードエッジが現れます。この画像の青色の壁とオレンジ色の壁の間のエッジなどです。
チャートの視覚化
レベル内でメッシュがチャートにどのように分割されるかを確認するには、ライトマップ チャートの視覚化を使用します。これは、各チャートを異なる色で表示します。
単一メッシュのチャートを表示するには、StaticMesh Viewer ツールバーの Charts ボタンを使用することもできます。
ライティングのシーム
間接光のシーム (不連続) がチャートの境界で目立つことがあります。これは、隣接する三角が同じチャートを占めておらず、ライティングの値が異なる場合があるために発生します。
視覚化: デフォルト | 視覚化: Lighting Only | 視覚化: Enlighten のチャート |
強調されているシームに注目してください。 | Lighting Only の視覚化では、シームがわかりやすくなります。 | シームはチャートの境界で発生します。 |
シームは、2 つのサーフェスが直角に接触する場合など、一部のシナリオでは適切です。上記の画像の隣接するレンガの壁などです。
一方、チャートの境界は、球のサーフェス上など、ライトマップを使用するときに不要なシームになることがあります。
Enlighten でのチャートの形成
以下の画像は、三角をチャート (太線で区切られています) にグループ化するための 2 つの方法を示しています。
4 つの三角を単一のチャートにグループ化 | 4 つの三角を 2 つのチャートにグループ化 |
Enlighten は、1 つ以上の共有されている同一の頂点によって接続される三角を単一チャートにグループ化します。デフォルトでは、Enlighten は、同じ位置、法線、入力 UV 値を持つ場合に頂点を同一と見なします。この結果、以下の場合にチャートの境界が発生します。
- メッシュのサーフェスに (おそらく小さな) すき間がある
- 2 つの三角がハード エッジで接触する (異なる頂点法線)
- ライトマップ UV チャネル内でチャートが分割されている
チャートの形成方法の制御
ライトマップ UV を生成するために Auto UVs が使用される場合、チャートは自動的にマージされます。メッシュのマージ プロセスは、General Settings > Enlighten Settings の Static Mesh Editor で制御できます。
特定の場所でチャートを分割するには、Auto UV をオフにし、手動で作成された UV セットを提供します。Enlighten は、提供される UV セットで接続されていない限り、三角をチャートにグループ化しません。
チャートの形成時に法線を無視するには、Static Mesh Editor で Disregard Vertex Normals を有効にします。
- メッシュを Static Mesh Editor で開きます。
- General Settings > Enlighten Settings で、Disregard Vertex Normals を有効にします。
- Auto UV Settings で、Simplification Mode を Disable に設定します。